専門職

言語聴覚士

専門職

2021年キャリア(中途)採用

個別支援計画に反映、
後に再評価してフィードバック。

問題点・課題点を改善

共通理解を持って、
計画・支援できる方法を
考えていく専門職チーム。

当事業者の利用者層は、いわゆる学齢期の児が中心です。低学年の中には音形の誤りがみられたり、構音障害による非流暢な発話や言語発達の遅れによって誤解されたりコミュニケーションが取りにくくなり対人関係のトラブルが生じる原因になっています。こうした発語や構音の訓練や発達の特質を適切な検査で評価し知的活動の指針を出して支援に役立てることもSTの役割と認識しています。
児の宿題を見ていると“読みが苦手そう”“書きが苦手そう”“読解が苦手そう”“計算が苦手そう”または“姿勢が悪い”“注意が転導しやすい”“運筆が下手”などの様々な問題点が見えてきます。それは、発達性ディスレクシアなのか、限局性学習障害なのか、協調運動障害なのか、障害特性なのか・・・を検査によって鑑別し、各々のアプローチが違う適切な支援を行う必要があります。
コミュニケーションの基本は言語です。学齢期は多くの知識や経験を積み上げなければなりませんが、障害がその妨げになると将来的な自立にも影響があります。適切な学習支援は社会性を身に付けるための支援と同じように必要であると考えます。勉強をしたくても何らかの理由によりで出来ない子どももいます。一生懸命に勉強しようとする子どもには、手を差し伸べてあげたいと強く思います。学習支援は現在、計画が進行中です。
各事業所の保育士・公認心理士・作業療法士・言語聴覚士で構成された“専門職チーム”が発足しています。活動内容は子どもたちの問題点・課題点を改善するために共通理解を持って計画・支援できる方法を考えていくグループと認識しています。私の所属する事業所に案を持って帰り、試行錯誤しながら個別支援計画に反映したところです。後に再評価してフィードバックされると思います。

全般的発達や言語発達、心理的検査などを学習し直し

徐々に苦手意識が薄れ、
視野が広がり、
小児への違和感は
無くなっていきました。

「小児の(リ)ハビリテーションなんてとんでもない。性格的に合わない。子どもの一生を左右するかもしれない仕事は私には無理」などと、いつの間にか固定概念を持っていました。
医療機関の耳鼻咽喉科に勤務して、聴覚各種検査や耳鼻科的検査を行っていました。STとして初めて小児にも関わりながら、後に医師の勧めで新生児聴覚スクリーニングも携わるようになりました。初見ではコミュニケーションが上手く取れず必要以上に検査時間を要したり、再現性のない検査結果が出ることもありました。“聴こえ”や“補聴器装用の適合”はある程度長期的・定期的に測定して聴覚の管理をすることが多く、その間で互いの信頼関係が築けていき児の成長を見ることを楽しみにするようになっていました。
必要に迫られて全般的発達や言語発達、心理的検査などを学習し直しながら、徐々に苦手意識が薄れ、視野が広がり小児への違和感は無くなっていきました。

改善を提案し、取り組む

学校や家庭での行動と、
所内での行動の違いが
共有できにくい。

集団活動に入らない児、入れない児の支援の方法にスタッフ間で意見の乖離があります。
学習(宿題)をする児としない児のハード面の環境調整が必要であり、日課の見直しが必要であると考えています。
その児の特性の背景や学校や家庭での行動と所内での行動の違いが共有できにくいです。また、知能検査の結果や医学的情報のファイリングがまだ少なく、重点的に取り組んでいきたいと思います。

仲間や上司に相談しやすい

学ぼうと意欲ある職員に対して、
評価してもらえる環境。

支援に関して不明瞭なことは仲間や上司に相談しやすい環境です。
また、他職種と意見を交換し、自分の弱い箇所をカバーしてもらい支援できる環境にあります。
学ぼうとする意欲のある職員に対して評価してもらえる環境であると思います。

自分の考え方や思い、悩みなどを発信

子どもたちから、
ヒントや考えを
気づかせてもらえる。

自分の考え方や思い、悩みなどを発信することができます。それに対して必ずアドバイスをもらい、気持ちの整理がつき自己啓発につながります。
毎日、子どものことを考え支援を行っていくなかで、子どもの方からヒントや考えを気づかせてもらえることがあります。

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