イエナプラン教育は、学年の異なる子どもが一緒に学ぶことなどが特色です。1920年代にドイツの大学で生まれ、オランダで広がりました。「対話・遊び・仕事(学習)・催しの4つをリズミカルに行う」「一人でできる遊びや学習と、リーダーが指導する学習を交互に行う」など、20の原則があります。
ある授業では、児童はそれぞれが立てた計画に沿って学習を進めます。ある授業は漢字ドリルを、ある児童は工作を・・・教員は児童の間を回りながら指導します。
集団での学習もあります。学習に必要な知識を教えたり、皆で一緒に課題を考えます。
イエナプラン教育の長所は、「学びを選択できる、子どもに主体性が生まれる」「下の学年の児童に教えて分かった、と言われのがうれしく自己肯定感が高まる」などが挙げられます。
これらの光景が放課後等デイサービスで目指しているものと似ているな、と感じるのは私だけでしょうか?放課後デイは学年の異なる子どもが集まり、計画に沿って個別だったり集団だったりで発達を支援します。下の学年の児童に教える環境もあります。
このイエナプラン教育を実践する日本初の公立小学校が福山市に誕生します(2021年9月28日付日本経済新聞)。福山市立常石小学校は児童数100人の小規模校で、2022年に完全移行を目指し、すでに1〜3年生は先行して同じ教室で授業を行っているそうです。